平成29年度 インターンシップ活動報告

817日 図書館見学

この日の午後は、天神山図書館(現在は配送センター)に行って、館内の見学や移動図書館のトラックなどを見させていただきました。私の住んでいる市には、移動図書館はなく高槻市のように大きな図書館がいくつもないので、新鮮さがあり、とても楽しかったです。今は、配送センターになっている天神山図書館ですが、小学校から依頼を受け「お米セット」「平和学習セット」など勉強のための本の貸し出しも行っています。移動図書館の内部は本が3000冊ほど入っており、図書館に行くのが遠い人にはとても便利です。今は巡回を休止していますが、私は移動図書館は必要だと思いました。私の住んでいる市のように、市全体の面積も広くなく図書館へ気軽に足を運べるなら必要ないと思いますが、高槻市のように面積が広いとどうしても本を借りたいのに遠くてそれができない、ということが出てくると思います。そういった思いをする人が減り、多くの人が本からたくさんのことを学ぶことができる環境ができたらいいなと思いました。

 

そのあとは、高槻市役所の隣にある中央図書館にいきました。私の市にある図書館に比べて規模がとても大きくて驚きました。図書の陳列は、職員の方がどうやったら利用者にとって手に取りやすいかを考え、細かく分類されていました。例えば、医学に関する本棚では、本来であれば整理番号順に並べてあるものを、職員の方が本を一冊一冊確認して、症状別に並んで置かれていました。そうすることによって、こんな症状の時にはどの本を取ったらいいのかと考えることはなくなります。そして、その本一冊一冊にはICチップが貼られており、貸し出しの際もそのチップを使って自動で貸し出しが可能になり、返却の際にも返却BOXにチップが入っているので、返却されるとすぐに貸し出し可能という情報が行くようなシステムになっていて驚きました。このようなシステムがもっと多くの地域の図書館で導入されると、図書館側も利用者側もスムーズに快適に利用することができると思いました。是非、私の住んでいる市にも導入してほしいなと思いました。(同志社大学1回生)

   <小学校の依頼を受けて

       配送される本のセット>

    <移動図書館のトラック>


823日 子育て支援センター

 

 高槻市立子育て総合支援センター「カンガルーの森」に行きました。この「カンガルーの森」いうネーミングは公募で決まったそうです。袋の中に子どもを入れるカンガルーが抱っこ紐をするお母さん、お父さんのイメージで、森というのはお母さんお父さん、子どもを守るという意味だそうで、市民の方からは「子育て総合支援センター」という名前より「カンガルーの森」の方が浸透しているみたいです。

 最初に、施設見学をしました。一階は0歳児から未就学児までが保護者の方と遊べるプレイルームと中庭があり、たくさんの子どもが遊んでいました。二階は離乳食教室などが行われるクッキングスタジオとランチルームがあり、三階は発達に課題があるお子さんの相談を受け付けたり、子育ての相談(虐待を含む)を受け付ける相談室があります。

 お話を聞くと、カンガルーの森には保育士や栄養士など資格を持った職員の方が多く、例えば、離乳食教室が開かれる時、1歳に満たない子どもたちのお世話は併設されている保育室で、子ども二人に対し保育士一人がついてその間のお世話をするみたいです。他にも、一階のプレイルームでは常に3名の保育士の方がいて、安心して遊ぶことのできる場になっていました。保育士の方が子どものお世話をするのはもちろん、お母さんやお父さんに変わったことはないか、など声掛けをしていて保護者の方が安心して相談できる場にもなっているなと思いました。

 このような子育てについての相談ができる施設は大阪に8つあります。一つの施設が管理している地域は少なくて3つの市、多くて12の市町でした。この数を見た時に、もう少し施設の数を増やしてほしいと思いました。広い地域に施設が一つだけだと、悩んでいたり子どもとリフレッシュしたいけど、遠くて行けないという人が必ず出てきます。そのようなことが起きてはだめだと私は思うので、絶対に施設を増やして管理する地域を少なくするなどの工夫がいると思いました。

 そして、子育て支援センターというのは全国的に見ても珍しい施設だそうです。調べてみたところ、私の住んでいる市では、保育園の一部を地域子育て支援センターとし、園庭開放や絵本の読み聞かせなどを行なっています。遠くて行けない方のために、月1回程度出張保育というものもやっていました。

 しかし、この保育園は駅からかなり遠くとても不便で気軽に行けるようなところではないな、と正直思いました。それに加えて保育園内というのは施錠もされており、入りにくい部分もあると思います。そこから近い人は気軽に通うことができると思いますが、そうでない人のために出張保育を増やすなどすると、私の住んでいる市でも、もっと快適に子育てができるのではないかなと思いました。

                                   (同志社大学1回生)

<子供が遊べる部屋の一部>

   <施設外観>

   <クッキングスタジオ>