平成29年度 インターシップ活動報告

 

 平成29年2.3月は同志社大学1回生1名で活動いたしました。

 

 

 

~保健所見学~

 

 

今回の見学で、保健所では様々な仕事が行われており、多くの専門職員の方が働いていることを知りました。それらの様々な仕事の中で私が興味を持ったのは、AIDSなどを未然に防ぐ活動です。病気にかかってからのケアももちろん大切ですが、病気にならないことが一番大切なので自分で防ぐことができるものはしっかりと対策を立てることが重要です。なので、その対策の一つとして保健所では、駅前や保健所内などで予防のための講演や活動を頻繁に行っています。このような活動で少しでも多くの患者が減ってくれればいいなと思いました。

 

 

~カンガルーの森見学~

 

今回私はこのような施設があることを初めて知りました。ここでは、プレイルームと呼ばれる子どもの遊び場やクッキング教室、育児の教室などがあります。プレイルームを見学させてもらった際、子どもたちがそれぞれのお母さんたちと楽しく伸び伸びと遊んでいる姿が見られ、部屋も広々としておりとても良い印象を受けました。また、職員さん手作りのおもちゃや、プレイル-ムにいらっしゃる職員さんが一人一人の子供たちの名前を覚えて呼ばれていたことが印象的でした。このような場を設けることでママ友同士のつながりや職員さんとの交流の機会もあるので日頃の育児ストレスや、悩み相談などもしやすく親子にとって良い場所であると思いました。

一方で、虐待や発達障害の児童の相談を受ける場もあります。近年虐待に関しては、近所の人々からの通報も増えていると聞き、周りの人々の意識が高まって、その点はいい方向に向かっているのではないかと思います。しかし、家に行き子どもを保護しなければならないような事態になった場合は、よほど緊急のことがない限りカンガルーの森の職員さんは立ち入ることができず、警察か大阪府に頼まなければならないそうです。このような仕組みの場合は手間がかかるし、少し遅れて何かあったら大変なので制度を変えるべきだと思いました。

 

 

~教育センター見学~

 

教育センターでいろいろな話を伺い、その中でエスペランサと呼ばれるいじめなどにより学校に行けなくなった子供たちが学校に復帰できるようにする機関に興味を持ちました。ここでは、勉強だけでなく他者とうまくコミュニケーションが取れるための様々な行事を開催したり、一日エスペランサの休みの日を作り学校に登校するための日を作って学校への復帰を促しています。また、エスペランサにも来られなくなった子供は、職員が学校と連絡を取り合って、保健室登校をさせるなどの対策を行っています。しかし私立学校の生徒はエスペランサを利用することが出来ないらしいのでその点は問題であるとおっしゃっていました。そこで、公立私立関係なく利用できる仕組みにするべきだと思いました。

 

~三島救命救急センター見学~

 

ここでは、職員の皆さんが一日中患者さんたちのためを思って働いていることがよくわかりました。しかしこの救命救急センターには高槻市以外からの患者さんの受け入れも行っているので、運ばれてくる患者さんの数も多く、職員さんたちにとっては負担がとても多いことがお話の中でわかりました。市民の健康を守るためには治療をして下さる職員の皆様も健康でなければならないので、他の市に病院を増やすなど負担を減らす対策をすべきだと思いました。

一方で、近年近くの消防と連携したり、できる処置が増えたことから救急患者の生存率や社会復帰率が上昇したとお聞きしてとても良いことだと思いました。